2007年7月16日(月)「しんぶん赤旗」

仕事、くらし…思い受け止め

志位委員長が青年と懇談

神戸


 日本共産党の志位和夫委員長は十五日夜、遊説の合間を縫って、神戸市内で青年たちと懇談しました。「仕事、くらし、憲法 志位委員長と語ろう」と題して、約四十人が参加。切々と苦しい生活の実態をぶつける青年たちと、志位委員長のこたえがかみあって、日本共産党への期待に膨らんだ一時間となりました。

 小学校一年生の男の子を連れた母子家庭のお母さんからは、「ほんとうにたいへんです。児童扶養手当が切られていったら、将来、この子を学校に行かせたくても、行かせられないかも。親として自分はどうなんだろうと、考えてしまう…」との声があがりました。

 「母子家庭の問題は、今年の予算委員会で安倍首相を追及したんです。議事録を送ります」と志位氏。「国際的にも、母子家庭の貧困率は日本では八割。欧州はずっと暮らしやすい。これは、まちがった社会です」とのべて、「緊急福祉1兆円プラン」に手当の削減中止を入れたことも紹介すると、あたたかい拍手が起こりました。

 派遣会社にいた女性からは、「契約更新のときに、友人が更新されなかった。でも団体交渉で、解雇撤回をかちとった。自分の権利を知ったときに、みんなぐんぐん変わっていく」との声。たたかいのなかで共産党を支持してくれるようになった友人の話もまじえて、共産党への期待を語りました。志位氏は、「たいへんうれしい思いです。勇気をもって告発し、友達と労働組合をつくる。このネットワークを広げれば、日本は必ず変わります」とエールを送りました。

 このほか、住民税増税問題では、給与明細を示して怒る女性も。志位氏は、「本当に腹が立ちますね。お年寄りばかりでなく、若い方にも重くのしかかっている。そうやって、大企業の減税にばらまいている。もう、政治をかえるしかないですね。ぜひ、今度の選挙で勝たなければなりません」と決意をのべました。