2007年7月29日付「しんぶん赤旗」

共産党への一票が政治変えます

自公の暴走とめる たしかな力

大激戦・大接戦 最後の一瞬まで

東京・神奈川・千葉 志位委員長訴え


 第二十一回参院選挙はきょう二十九日、比例代表、選挙区選挙とも大接戦・大激戦のまま投票日を迎えました。多くの有権者が「安倍・自公政権の暴走はもうがまんできない」と政治の変化を強く求めています。日本共産党後援会の街頭宣伝に市民が飛び入り参加、従来保守だった企業や団体の幹部が「今度は共産党」と相次いで表明するなど、これまでにない事態も生まれています。選挙戦最終日の二十八日、日本共産党は志位和夫委員長が東京、神奈川、千葉、市田忠義書記局長が京都、兵庫、大阪をかけめぐったのをはじめ、党幹部、候補者が各地で「『ストップ貧困、憲法九条をまもれ』――貧困と戦争から国民の命をまもる『たしかな野党』・日本共産党に大きなご支持を」と心を込めて訴えました。まだ投票先を決めていない有権者も多く、党支部・後援会は「投票箱のふたがしまるまで頑張って頑張りぬこう」と心を一つに、対話・支持拡大、宣伝、法定ビラ配布など、草の根の底力を発揮して奮闘しました。選挙戦は、改選百二十一(比例四十八、選挙区七十三)を三百七十七人(比例百五十九人、選挙区二百十八人)で争う大激戦。各党とも議席獲得へ必死のとりくみをつづけました。


 「日本共産党への一票で、自公増税連合に厳しい審判を」「憲法九条をまもれの願いは、八十五年間、文字通り命がけで反戦平和を貫いた日本共産党へ」

 志位委員長は、千葉、神奈川、東京の十カ所で計七千人の聴衆に向かって、浅野ふみ子、はたの君枝、田村智子の各選挙区候補とともに、自公政治と真っ向から対決し、貧困と戦争から国民の命をまもる党の議席の値打ちを最後の最後、時間いっぱいの夜八時まで力の限り訴えぬきました。

 遊説最終日のスタートとなった千葉駅頭では、高校時代の恩師の激励をうけた志位氏。気温三三度の猛暑のなか、木箱の上から、そして宣伝カーのデッキから身を乗り出すようにしての訴えに、足を止めたカップルは背筋をピンと伸ばして聞き入り、通りではVサイン、遠く電車のホームからも盛んに手を振る姿が…。

 「共産党大好き」の手製のプラカードをもった障害者の女性は、志位氏の必勝の訴えに、「こちらこそよろしくといいたい」と声をあげました。

 志位氏の演説を初めて聞いた千葉市花見川区の主婦(42)は、「こんなに政治に目がいくのは初めて。小四と小一の息子が戦争に取られることがないよう、今度は共産党にと、夫とも話しています」といい、横浜・桜木町では、たまたま通りかかったサラリーマンの佐藤進さん(44)が「共産党はぶれなくていい。ぜひ、与党の暴走を止めてほしい」と熱く語りました。

 一票を争う大激戦の東京・上野では、飲食店で働く女性(64)が、「底辺の人たちの願いをくんで、揺るがず、断固として頑張ってくれる共産党に本当に議席をふやしてほしい」と。

 公示からの十七日間、北海道から沖縄まで全国をかけめぐり、自公政治にたいする国民の悲痛な叫びと、日本共産党への期待の広がりを実感したという志位氏。「『ストップ貧困、九条をまもれ』、この願いをこぞって日本共産党に託してください」との最後の訴えに、各地で「よーし」「わたしたちも頑張るぞ」の声が響きわたりました。