2007年10月5日付「しんぶん赤旗」南関東版に掲載

新しい政治への模索感じた

志位委員長の質問に傍聴者


 日本共産党の志位和夫委員長・衆院議員は四日、衆院本会議の代表質問後に国会内で神奈川、千葉、山梨などから傍聴に来た約五十人と懇談しました。参加者らは「質問のやりとりを地元に持ち帰って総選挙に向けてがんばりたい」と決意を固めました。

 懇談では傍聴に初めて参加した人の発言が目立ち、「福田首相の答弁は棒読みで中身がなかった」などの感想がありました。

 横浜市から来た夏目美弥子さん(26)は沖縄の「集団自決」問題について志位氏が高校生の発言を取り上げたことについて、「私たちの思い、気持ちを伝えているんだな。私たちの思いを届けるために共産党議員を増やしたい」とのべました。

 東芝の職場を明るくする会副会長の今井節生さん(61)=神奈川県大和市=は「ワーキングプアの問題と労働法制改悪の問題に対する福田首相の答弁で、首相は職場の現状を把握していないと感じた」と話しました。

 そのほかに、「志位委員長の質問は、国民の新しい政治プロセスへの模索に対応する内容を含んだ質問だったと思います。北朝鮮問題の解明には大変納得しました」「国民はすでに『ノー』の審判が出ているのに居座る、この内閣は早く退陣してもらい、総選挙に持ち込みたい」「代表質問を聞いて本当の国際貢献は、『給油ではなく、九条』だとあらためて確信しました。総選挙で引き続き憲法九条を大いに誇り、格差と貧困を許さない日本に向けてがんばりたい」などの声が傍聴参加者から寄せられました。

 参院選挙で候補者として奮闘した神奈川県の畑野君枝、千葉県の浅野史子、山梨県の花田仁の三氏もあいさつし、決意を語りました。小池晃党政策委員長・参院議員も出席し、国会情勢を報告しました。大森猛党衆院南関東ブロック事務所長も参加しました。