2008年5月9日(金)「しんぶん赤旗」

再議決やめるかどうかが一般財源化最大の試金石

道路特定財源で志位委員長


 日本共産党の志位和夫委員長は、八日の記者会見で、政府・与党が道路特定財源の一般財源化方針を閣議決定しようとしていることについて記者団から問われ、日本共産党の立場を表明しました。

 志位氏はまず、与党が道路特定財源を十年間維持するとともに、道路計画の総額を決めるための道路整備財源特例法改定案を衆院で再議決しようとしていることをあげ、「『一般財源化』といいながら、改定案の再議決は、まったく筋が通らない」と政府・与党の矛盾した態度を厳しく批判しました。

 そのうえで、志位氏は「仮に(閣議決定で)『一般財源化』をしても、(再議決で)総額を定めた『道路中期計画』を決めれば、際限なく高速道路をつくりつづけることになる」と批判。「一般財源化の最大の試金石は、(閣議決定にあるのではなく)再議決をやめるかどうかにある」と強調しました。