2008年5月9日(金)「しんぶん赤旗」

日中共同声明

大局でみて歓迎したい

志位委員長が表明


 日本共産党の志位和夫委員長は八日の記者会見で、日中首脳会談での「共同声明」(七日)の評価について問われ、「大局的に見て歓迎したい」と表明しました。

 志位氏は、この間の日中両国関係について、とくに靖国神社への参拝をめぐって冷え込み、首脳間の往来さえできない局面があったと述べ、それは主に日本側に責任があったと指摘しました。

 そのうえで、志位氏は「そういう流れのなかで大局でみると、『戦略的互恵関係』を『共同声明』という形で明文化したことは、全体として歓迎すべき方向だ」と述べました。