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2008年6月12日(木)「しんぶん赤旗」
日本共産党の志位和夫委員長は十一日、国会内で記者団から、参院本会議で福田康夫首相に対する問責決議案が可決されたことについて問われ、「福田首相は、この結果を重く受け止めるべきだ。同時に、わが党としては、国会の論戦と国民の運動を通じて、自公政権を追い詰めるために引き続き努力したい」と表明しました。
とりわけ後期高齢者医療制度廃止法案について、「国民の前で徹底審議し、可決・成立させるためにあらゆる力を尽くしたい」と述べました。
また記者団から、民主党が審議拒否の構えをとっていることについて問われた志位氏は「私たちは、審議拒否、ボイコットという態度はとらない。徹底した審議を通じて、政権を追い詰めていくことが一番大事だ。審議拒否で喜ぶのは与党だ」と強調しました。
他の野党に対し求めたいことについて問われ、「論戦で政権を追い詰め、後期高齢者医療制度の廃止という国民の願いを実現するために力を尽くすべきだと呼びかけたい」と述べました。
与党が後期高齢者医療制度廃止法案について十二日から衆院で審議入りするとしていることを問われた志位氏は、「日本共産党はたとえ他の野党が欠席しても出席し、審議を行う立場だ」と表明。そもそも廃止法案は、政府提出ではなく野党四党で提出したものだと述べ、「これをボイコットするというのは、だれがどう見ても道理が立たない」と述べました。
