2008年8月11日付「しんぶん赤旗」に掲載

綱領身につけ発展させる努力を

特別党学校

志位委員長の講義終了


 静岡県熱海市の伊豆学習会館で開かれている日本共産党の第二期「特別党学校」で八日に始まった志位和夫委員長の「日本共産党綱領について」の講義は十日、終了しました。

 志位氏は、綱領の「一、戦前の日本社会と日本共産党」から「五、社会主義・共産主義の社会をめざして」まで章を追いながら、綱領の理論的内容と、綱領の目で見た日本と世界の情勢、その中での日本共産党の活動について語りました。講義時間は十六時間に及びました。また、受講生から出された三十問の質問に一つひとつ答えました。

 最後に志位氏は受講生に二つの点を強調しました。一つは、講義は一つの補助手段であり、講義を刺激にして自分で勉強する課題を見つけ、探求・実践することによって初めて理論は身につくということです。二つ目は、綱領の内容を正確につかむと同時に、綱領路線も情勢によって発展させなければならないということです。志位氏は「今の土台の上に綱領を発展させるのは若い皆さん方だ」と述べ、お互いにその努力をしようと激励しました。

 受講生は「戦後の日本について体制の特徴と歴史的発展の複眼で見るというとらえ方がよく分かった」「二十世紀の世界の構造変化の分析に立って二十一世紀論をとらえるという組み立てが大事だと思った」「綱領をつかむ、実践に生かすという角度が貫かれていた。最後は『選挙で前進を』と熱い話になったが、綱領を実践に生かせるよう頑張りたい」などと感想を語りました。