2009年5月23日(土)「しんぶん赤旗」

部分的措置は核廃絶と同時並行で

志位委員長、衆院副議長と会談


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(写真)会談する志位和夫委員長(左)と横路孝弘衆院副議長=22日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は二十二日、国会内で、横路孝弘衆院副議長と会談し、核兵器廃絶の問題について意見交換しました。笠井亮衆院国対副委員長が同席しました。

 志位氏は、プラハでの演説で「核兵器のない世界」の追求を宣言したオバマ米大統領に核兵器廃絶のイニシアチブを要請した書簡を送り、それに対し米政府から感謝を表明する返書が届いた経過を紹介。「オバマ米大統領の演説が実る方向で、唯一の被爆国である日本の国民世論を喚起することが大事だ」と述べました。

 横路副議長は「オバマ米大統領の演説は中身がしっかりしているいい演説だ」と述べた上で、「せっかくのこのような問題提起をみんなで受け止めていきたい」と答えました。

 また、志位氏が「新しい戦略核兵器削減条約や包括的核実験禁止条約など個々の部分的措置についての交渉も大事だが、それらと、核兵器廃絶そのものを主題にした交渉を同時並行で進めることが重要だ」と提起したことに対し、横路氏は「そうですね。核保有国がそうなることが大事だ」と応じました。