2009年8月3日付「しんぶん赤旗」

政治の夜明けつくろう

志位委員長が中林候補応援

鳥取・島根


 2日、鳥取・島根両県の計3カ所で中林よし子衆院中国比例候補とともに訴えた志位氏が、自公政権への決定的な審判を呼びかけると、どこでも力のこもった拍手と「そうだ」の声が起こりました。志位氏は、新しい日本の進路として「ルールある経済社会」「自主・自立の平和外交」の中身を大いに訴えました。

 最後に志位氏が、「古い汚れた自公政治のページをめくった後の新しいページに、みなさんといっしょに『国民が主人公』の日本の進路を描くのが日本共産党です。この党を伸ばして政治の夜明けをつくろうじゃありませんか」と呼びかけると、どこでも大きな拍手がわき起こりました。

 志位氏は、人間らしい労働のルールづくりを提唱する中で、「鳥取・島根では最低賃金が時給629円で、とても暮らしていけない水準です」と指摘。「せめて1000円以上に引き上げて、中小企業にもしっかり手当てをして、この日本から『働く貧困層』をなくそうではありませんか」と訴え、「そうだ」の声を受けました。

 宣伝カーから流れる案内で知って演説を聞きに来た派遣社員の男性(30)は、「手取り14万円ぐらいでアパート代3万5000円を払うと暮らしていけない。ぜひ働く人が安心できる政治にしてほしい」と話しました。

 松江市での演説に、出雲市から参加した女性(54)は、「後期高齢者医療制度の廃止には賛成。病院でも、お金がかかるので検査は控えて、薬だけでいいというお年寄りが増えています。そういう方の負担を減らしてあげたい。一つでも議席を増やしてほしい」。保育関係で働く日野里香さん(22)は、「建設的野党として国民の立場を貫くという話でしたが、企業献金も政党助成金ももらっていないから説得力がありますね。オバマ大統領に手紙を出すなど共産党には行動力もあると思いました」と話しました。

 島根県江津市での演説を聞くために浜田市から家族でやってきた男性(44)は、「元自民党員ですが、自民党にはもうあきれました。すぐに金権疑惑だとか、とにかく人材不足ですよね。過去の政策の総括も反省もない。企業献金も政党助成金ももらう党は二重取りです。民主党が悪政をすすめる場合はぜひ共産党にストッパーになってほしい」と期待を語りました。

 鳥取市では、岩永なおゆき比例候補(鳥取1区重複)、松江市では、石飛いくひさ比例候補(島根1区重複)もともに訴えました。