2009年12月12日付「しんぶん赤旗」に掲載

私学助成拡充 高校無償化ぜひ

志位委員長に千葉の父母ら


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(写真)私学をよくする千葉県父母懇談会の代表(右側)と懇談する志位委員長(左端)、さいとう参院千葉選挙区候補(その右)=11日、日本共産党本部

 「私学をよくする千葉県父母懇談会」の代表は11日、日本共産党の志位和夫委員長と党本部で懇談し、私学助成の拡充や高校無償化の実現へ協力を要請しました。志位氏は「私学助成をしっかり拡充し、学費無償化を本格的に進めたい」とのべました。さいとう和子参院千葉選挙区候補が代表に同行しました。

 父母懇談会から山田吾由美会長、県私立学校教職員組合連合の小野寺弘副委員長をはじめ8人が出席。「景気が悪く給料が下がるのに学費は上がる」「学費を気にせず学びたいところで学べる環境をつくってほしい。子どもたちが希望をもって世の中に出られる社会に」「学費の長期滞納者が増え深刻。授業料減免を受けても施設設備費などの滞納を理由に卒業資格を与えない状況もある」と私学の高学費の現状を訴え、助成拡充や無償化実現を要望しました。

 志位氏は高学費の抜本的な減免、公立・私立ともに教育無償化、返済の必要のない給付制奨学金の実現、憲法と子どもの権利条約にのっとった新しい教育基本法の制定、競争教育の一掃など党の教育政策について説明。「みなさんの運動に押されて民主党政権も高校の無償化にふみだした。運動で後押しして後退させず、さらに前進させることが大事」と激励しました。