2010年1月17日(日)「しんぶん赤旗」

日本共産党25回大会

志位委員長が結語


写真

(写真)結語をのべる志位和夫委員長

 志位委員長は結語の冒頭で、3日間で62人が発言した討論について「大会決議案と中央委員会報告が豊かに深められ、実践への決意と抱負が語られた、明るく、楽しい、笑いあり涙ありの素晴らしい討論となった」とのべ、討論の特徴点をあげました。

 第一は、国民が新しい政治への探求を本格的に始めている、情勢の前向きで劇的な変化が、こんなに生き生きと語られた大会はなかったことです。討論で語られた農林漁業、地方自治体、知識人層におよぶ情勢の変化は自然に起こったものでなく、党と国民とのスクラムを組んでのたたかいで開かれてきたことを力説しました。

 第二は、参院選躍進に「全国は一つ」で挑戦する決意がみなぎったことです。「支部が主役」となった選挙戦の経験や、「有権者の過半数の対話」のよびかけにこたえる活動、党勢拡大の上げ潮の中で参院選をたたかう決意が相次いだと強調。「やるべきことをやりきり、勝つべくして勝った」といえる選挙にするために、大会参加者が躍進の先頭に立とうとよびかけました。

 第三は、「成長・発展目標」をもった活動という提案が深められ、民主連合政府への展望が見えてきた大会となったことです。「すすんだ党組織」「遅れた党組織」いずれからも大志をもった決意が語られました。

 第四は、強く大きな党づくりへの道が生き生きと明らかになったことです。これに関して志位氏は、「支部が主役」の党づくりこそ強く大きな党への大道であること、職場支部の活動では粘り強い系統的な努力が教訓になっていること、若い世代に党活動を継承するとりくみが重要であることをあげました。そして、2010年代に党建設の面でも歴史的前進を党史に刻むために全力をあげようとよびかけました。

 志位氏は、大会を傍聴した在日外交団から「日本の政党を知る唯一の貴重な機会だった」などの感想が語られるとともに、核兵器廃絶、地球環境問題にも共産党の主張への共感、協力の声があったことを紹介しました。

 この後、全党討論、中央委員会報告、大会での討論をふまえた決議案の修正・補強を提案しました。