2010年2月4日付「しんぶん赤旗」首都圏版に掲載

「政権の矛盾突いた」

志位委員長と傍聴者懇談


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(写真)傍聴者と懇談する志位委員長と田村参院比例候補(左端)=2日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は2日の衆院代表質問終了後、7都府県から傍聴にきた約40人と懇談しました。

 志位氏は鳩山首相の答弁について「肝心要のところで、政治を変える姿勢がなかったのが特徴だ」と報告。大企業の内部留保を雇用と中小企業に回すよう求め、海兵隊は日本に必要ないとの質問に対する首相の答弁は、麻生内閣と変わらない言葉だったことを指摘し「これが、この政権の正体。国民のたたかいで日本の政治を前にすすめるために頑張りたい」と語りました。

 システム開発の仕事をしている東京都杉並区の富田琢さん(33)は「下請けいじめが厳しい業界で、若い労働者はみんな苦しんでいる。志位さんが中小零細企業を守れと言ってくれてうれしかった」といいます。

 大阪から東京の実家に帰省中で、国会が見たいと参加した女性(28)は「初めて生で志位さんを見た。普天間基地について『代替施設なき返還』という首相の言葉を引用して矛盾を突く質問はさすが。新政権はちゃんと実行してほしい」と話しました。

 懇談には田村智子(比例)、はたの君枝(神奈川)、さいとう和子(千葉)、花田仁(山梨)の各参院候補が参加し、あいさつしました。