2010年3月26日(金)「しんぶん赤旗」

後半国会

暮らし守る実のある議論を

志位委員長 普天間・密約も重要


 日本共産党の志位和夫委員長は25日の記者会見で、予算成立を受けた後半国会の論戦について問われ、「今の深刻な経済危機から国民の暮らしを守り経済を立て直すための、実のある議論が必要だ」と述べました。

 志位氏は、11日に党本部で開いた経済懇談会で、雇用、中小企業、農林水産業、社会保障、財源―について「五つの提言」を発表したことを紹介し、「どうやったら危機を打開できるかという突っ込んだ議論をすべきだ」と強調しました。

 外交問題では、いよいよ無条件撤去しかないことがはっきりした沖縄県・米軍普天間基地問題の解決と、日米核密約を認めさせ、廃棄させるための論戦が重要課題だと強調。「普天間と密約の問題でアメリカにきちんとものが言える政治になるのかが大きな争点になる」と指摘しました。

 また「政治とカネ」の問題では、鳩山由紀夫首相と民主党の小沢一郎幹事長のトップ2人が「知らぬ存ぜぬ」という姿勢を貫いていることを批判。「関係者を国会に招致して真相をしっかり説明してもらうことを追及する」と語りました。