2010年3月6日付「しんぶん赤旗」に掲載
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日本共産党の志位和夫委員長は5日、党本部で、駐日中国大使に着任した程永華氏の訪問を受け、懇談しました。
志位氏は程大使の着任を歓迎し、一昨年の胡錦濤・中国共産党総書記との会談で、日中両共産党が(1)両国関係の発展に寄与する(2)世界とアジアの平和のために協力する(3)社会主義・共産主義を目指す党として理論交流をすすめる―という三つの分野での関係強化で合意したことを紹介。この合意にそって引き続き両党関係を発展させたいと述べました。
程大使は12年前の両党関係正常化に在日大使館で自らもかかわったことを振り返り、3点を含む交流の重要な意義を指摘しました。
志位氏は、日本の政治と経済が直面する諸課題と日本共産党の立場について説明しました。
また、きたる5月の核不拡散条約(NPT)再検討会議を前にして、この会議を重視し、核兵器廃絶条約のための国際交渉を各国に働きかけていると述べました。
程大使は、核兵器問題と世界平和のための取り組みなど中国の政策について紹介しました。
なごやかに行われた懇談には、日本共産党の緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者と田川実書記局員、中国大使館の葛広彪参事官らが同席しました。