2010年3月26日(金)「しんぶん赤旗」

志位委員長 政治の中身の転換こそ

TBS系 参院選「“第三極”担うのは」


 TBS系「総力報道!THE NEWS」は25日、「“第三極”を担うのは」との特集を放送しました。番組では「民主にも自民にも不満を述べる有権者の受け皿となるのはどの政党か」という問いかけに、日本共産党の志位和夫委員長が答えました。公明党の山口那津男代表、みんなの党の渡辺喜美代表も出演しました。

 志位氏は、参院選にどう臨むかについて「ズバリ最大の争点は政治の中身の転換をするかどうかにあると思う」と指摘。「民主党に期待したが裏切られた。そして同時に、もう自民党には戻りたくないという皆さんの気持ちを受け止められるのは、日本共産党だと思っている」と述べました。

 志位氏は、「獲得目標」として、比例代表で650万票以上・5議席、そして東京で必ず小池晃政策委員長の議席を確保すると強調。「労働法制の規制緩和から、規制を強化しようという潮目の変化をつくってきたといえると思う。その担い手として期待は強い。『政治を前に』と訴えている」と述べました。

 公明党、みんなの党が「第三極」を主張していることについて、志位氏は、「公明党は自民党と一緒になって国民に退場の審判を受けるようなことをやってきた党だ。みんなの党は、どういう主張をするのか注視しているが、全体としてみると『小泉改革』をもっとやれという路線だと思う」と述べました。

 これに対し渡辺代表は「全くナンセンスだ」というものの、他党を「官尊民卑だ」などと非難するだけで、「小泉改革」推進との批判には反論できませんでした。

 キャスターの後藤謙次氏は、「『第三極』という言葉が叫ばれること自体、民主でもない自民でもないという有権者の悩み、不安がある」と述べました。