2010年4月9日付「しんぶん赤旗」首都圏版に掲載

川崎 志位委員長演説に共感の声

言っていること確か

イメージ変わった


 日本共産党の志位和夫委員長を迎え7日夜、川崎市で開かれた党演説会。志位氏や田村智子参院比例代表候補、はたの君枝参院選挙区候補らの話に共感の声が広がりました。


 来年のいっせい地方選をたたかう、むねた裕之県議候補(川崎市中原区)と市議候補10氏が紹介され、むねた氏、ちくま幸一市議団長が決意を表明。声援が送られました。

 「衆院選では民主党に投票した」という大学生(21)は知人に誘われ初参加。「民主党はやっていることが話していたことと違う。いろんな党の話を聞いてきたが共産党は言っていることが確かだ。核密約を認め、廃棄するよう日本共産党が資料も示して提案しているのはすごい。今度は日本共産党に期待し応援したい」と話しました。

 沖縄県出身のミュージシャンで「民主党寄り」と語る男性(20)も「沖縄は島ぐるみで県内基地移設反対でたたかっている。志位さんが『あの海を埋め立ててはいけない』といって、沖縄と連帯してたたかおうとしていることに共鳴した。志位さんの話を聞いて、日本共産党に抱いていたイメージが変わった」と感想をのべました。

 川崎区内の老人会副会長の男性(70)は「民主党とのちがいがよくわかった。国民の暮らしを応援し経済をよくしていくかどうかが対決軸だ。志位さんの話は、日本のすすむべき道、切りかえるべき方向をはっきりと示してくれた」と語りました。

「実態伝えたい」 青年と志位氏がトーク集会

 7日夜、川崎市での日本共産党演説会終了後、志位和夫委員長は約40人の青年とのトーク集会に参加しました。志位氏と、はたの君枝参院選挙区候補らを囲んで丸く並んだイスに座った青年たちは、「生の実態を伝えたい」と次々と発言しました。

 16年も偽装請負で働かされたあげく、JFEスチールの下請け会社から不当解雇された青年らは裁判闘争への支援を訴え。大手自動車会社の正社員は、「リーマン・ショック」以降、賃金が激減し、休日にダブルワークをしないと生きていけない体験を語りました。また、5月にニューヨークで開催されるNPT(核不拡散条約)再検討会議に出席する女子学生が決意を述べました。

 青年の訴えをメモも取りながら聞いていた志位氏は最後に発言し、JFEとたたかう青年を「会社は直接雇用義務があり、正社員にしなければいけない。大義はみなさんにある」と激励。NPT参加予定の学生には「日本の原水爆禁止運動と同じように、核兵器廃絶の国際交渉を求める州議会決議がバーモント州で上がるなど米国でも変化が起きている。被爆国・日本の若者が世界で訴える意義は大きい」と語りかけるなど交流を深めました。