2010年5月11日(火)「しんぶん赤旗」

首相のやるべきことをやっていただいた

志位氏訪米で富士吉田市長

党山梨県委が懇談


 日本共産党山梨県委員会は10日、自衛隊北富士演習場を抱える富士吉田市の堀内茂市長を訪ね、志位和夫委員長の米国訪問の成果を伝え懇談しました。

 市長は「被爆国として本来、総理大臣がやるべきことを志位委員長にやっていただいた」と話しました。千葉信男県委員長と花田仁参院選挙区予定候補、秋山晃一富士吉田市議が参加。市側からは市演習場対策室の部長が同席しました。

 千葉氏や花田氏が米国での活動を報じた「しんぶん赤旗」を示し、「核兵器や米軍基地の問題の国民の声を国際社会と米国に伝える大きな成果をあげました」と説明しました。

 市長は、フィリピンが米軍基地をなくした例などをあげ、「戦後半世紀以上がたっており、日米関係を原点に戻した形で考える石を投げていただいた」と評価しました。沖縄の米海兵隊が実弾砲撃演習を実施する演習場のある市の市長として、「私も沖縄を見てきた。よそより分かっているつもりだったが軍用機の爆音や危険性はひどすぎる。国民全部が見てくれればいい」と発言。「全国の自衛隊基地・演習場などへの分散案」については「はなからダメな話。北富士全面返還・平和利用の考えを変えるつもりはありません」と明言しました。