2010年5月29日付「しんぶん赤旗」
市内で党議員と連携してホームレスの人たちに住居を提供している不動産会社社長の中嶋信子さん(66)が初めて演説会に参加し、あいさつ。「共産党は私事を捨て、公のために活動している」と期待を寄せました。
さいとう和子参院選挙区候補は、「青年が安心して農業を続けられ、農業で生活できる体制を築く」と表明。田村智子比例候補が普天間基地問題で沖縄を訪問したと報告し、「沖縄の痛みをわが痛みとし、日本国中で怒りの声を上げよう」と訴えると、参加者は大きな拍手で応えました。
6月の松戸市長選に党公認候補として挑む伊藤余一郎市議が決意を表明しました。
志位氏は、普天間問題をはじめ鳩山政権は、裏切りの連続だったと述べ、「なぜ首相はいつも“約束”を守れないのか。根本には、アメリカと財界にモノが言えない政治があります」と話しました。そして、こういう政治をいつまでも続けていていいのかと熱く問いかけました。
「ルールある経済社会」を築き上げる日本共産党の雇用、中小企業、農林水産業、社会保障、財源問題での政策を訴えると、会場から盛んな拍手がわき起こります。
志位氏は、派遣法改定案の“抜け穴”も、下請けいじめも、農業つぶしも、社会保障の切り捨ても、「どの問題も暮らしを脅かす震源地は、財界・大企業です」と強調。大企業に、正面から事実と道理を説いて、モノを言ってきた日本共産党を伸ばしてこそ暮らしを守る一番の力になると訴えました。
その上で志位氏は、「核兵器のない世界」、「基地のない沖縄」を願う日本国民の声を伝えた訪米の成果をいきいきと語り、「私たちが主張し、行動したようなことは、本来日本政府が行ってしかるべきことではないか」と力説しました。
普天間問題では、鳩山由紀夫首相について「『海兵隊は抑止力』という呪縛(じゅばく)に、いったんとらわれると転落はとめどもない」と厳しく批判。「日米政府がどんな合意をしようとも、沖縄県民は絶対に許さない。日本国民も許してはならない」と訴えるとひときわ大きな拍手がおこりました。
志位氏は、「私たちが野党として主張していることを、早く日本政府として主張できるような世の中にしよう」と呼びかけ、拍手に包まれました。
昨年の総選挙で民主党に投票し、今回初めて日本共産党の演説会に来たという会社員の男性(55)=松戸市=は、「民主党には失望した。共産党のブレない政策を知りたくて来たが、期待通りの話を聞けてよかった。参院選は迷わず、共産党に託したい」と話していました。