2010年6月26日(土)「しんぶん赤旗」

「志位氏の訪米活動に敬意」

沖縄知事、渡久地議員質問に


 沖縄県議会代表質問が25日おこなわれ、仲井真弘多知事は日本共産党の志位和夫委員長の訪米・対米交渉について、「今回、志位委員長が訪米され、沖縄県の現状をアメリカ政府に説明されたことについては敬意を表したい」と答えました。「普天間基地の無条件撤去については、一つのお考えであり、国政の場で取り組んでいただきたい」とのべました。渡久地修議員の質問に答えたもの。

 渡久地議員は、「今回の日米合意による辺野古現行案への逆戻りは、移設先探しでは問題が解決できないことを証明した」と指摘。「県外・国外移設条件は基地の存在を認める立場であり、結局は沖縄への基地押し付けの口実を与えるもの」とのべ、無条件撤去の立場に立つよう求めました。

 普天間第二小学校が米軍機墜落を想定した避難訓練を実施していることに関連して、同校上空・周辺での米軍飛行訓練中止など、「子どもたちの命を守るためにあらゆる行動を起こすべきだ」と要求しました。

 知事は、2月一般質問で渡久地議員が現地視察を求めたことに応えて3月24日に実施したとのべ、具体的方策の提案・実施を政府に求めていくと答弁しました。