2010年6月27日付「しんぶん赤旗」に掲載

「消費税増税おかしい」

志位委員長らの訴えに 横浜・川崎


 日本共産党の志位和夫委員長を迎えて神奈川県内2カ所で26日におこなわれた街頭演説は、はたの君枝参院選挙区候補、田村智子、岡崎裕両比例候補がともに訴えました。聴衆から「庶民に増税しない政治を語るのは共産党だけ」(32歳男性会社員)などの期待が寄せられました。

 横浜駅前で演説を聞いた、自民党支持者の女性(38)は、共産党以外の政党が分け合う政党助成金について「いままで知らなかったけど、おかしいですね」と驚き、民主、自民などが迫る消費税増税を「ほかにやることがあるはず」と批判しました。

 買い物途中の女性(64)は、消費税増税されたら暮らしはどうなるのかとの演説に「本当にそうだ」とうなずき、「何より景気対策。生活が苦しいのに増税されたら困る。今回は共産党へ入れるわ」と話しました。

 志位委員長の演説を初めて聞いた座間市の川中敦子さん(38)は、「軍事費を減らすと訴えていたことに共感できる。基地の近くに住んでいて、夜まで米軍の飛行機が飛んでいます。いつ落ちるか分からず不安です」と話しました。

 川崎市の武蔵溝ノ口駅前で演説を聞いた休職中の八王子市在住の男性(29)は、受け取ったばかりの公約パンフを開き「共産党の言うことは企業中心の日本経済の実態にあわないと思っていたが、確かに大企業を優遇しても庶民は幸せになっていない。消費税増税は仕方がないと思っていたが、もう一度考え直したい」と言います。

 通りがかりに初めて演説を聞いた川崎市宮前区の女性(54)は「志位さんがアメリカに正面切って普天間基地の無条件撤去を伝えたのは知らなかった。非常に立派だ」と共感を寄せます。

 普天間問題が菅直人首相になってうやむやになっていると憤り「昔、沖縄に行き基地の存在にびっくりした。基地に囲まれて暮らすのは気の毒です。辺野古のきれいな海に基地を造れば生態系を崩す。政府が住民の意思を尊重し直接交渉してくれればいいが及び腰だ」と話しました。