2010年7月3日付「しんぶん赤旗」に掲載

東京選挙区 当落線上の大激戦・大接戦

小池候補の勝利必ず

東京の底力 発揮を

志位委員長が熱く訴え


 11日に投票が迫る参院選で、日本共産党の志位和夫委員長は2日夕、東京・立川駅前で街頭演説に立ち、比例での5議席以上への躍進とともに、大激戦・大接戦となっている東京選挙区で9年ぶりの党議席奪還を目指す小池あきら候補の勝利を何としても勝ち取らせてほしいと、小池候補とともにこん身の訴えを行いました。


 東京選挙区は、有力7候補が定数5をめぐってしのぎを削る大激戦区となっています。志位氏は、「東京選挙区では、小池あきらさんは当落線上で大激戦、大接戦のたたかいになっています。絶対に負けるわけにはいかない選挙です。小池さんは、比例で2回当選し、12年にわたって国会で素晴らしい活躍をしてきた、ためされずみの政治家です。ただ、東京選挙区では初挑戦のたたかいです。『小池あきら』と都民のみなさんに書いてもらう選挙は初めてです。容易ならざるたたかいです。しかし、東京都の底力を発揮すれば必ず勝てます。どうか残る期間、支持の輪を広げに広げ、大激戦を必ず勝ち抜かせください」と心から訴えました。

 志位氏は、消費税増税問題で、菅直人首相が“脅し”と“動揺”を繰り返していることを痛烈に批判。1979年に大平内閣が一般消費税導入をたくらんだときに、日本共産党の躍進でストップさせて週刊誌でも「サンキュー」と書かれたことを紹介し、「日本共産党を躍進させ、小池さんをなんとしても押し上げ、『消費税増税なし』の結果をつくろう」と呼びかけました。

 後期高齢者医療制度とたたかってきた小池候補の国会論戦にふれた志位氏は「『うば捨て山』と呼ばれるこのひどい制度へのたくらみが開始された当初から、その本質を見抜いてたたかってきたのが小池さんです。小池さんを何としても押し上げて、この制度をすみやかな廃止に追い込もう」と呼びかけました。また、医療費の窓口負担の軽減を真剣に求めてきたのが小池さんだと述べ、「小池さんを勝たせて、子どもとお年寄りの医療費を国の制度として無料にしよう」と訴えました。

 最後に志位氏は、「全国北海道から、沖縄まで、どこに行っても、『小池さんを必ず勝たせてください』といわれます。そのことができるのは都民のみなさんだけです。日本国民にとっても、どんなことがあっても落とすことのできない宝の議席です。どうか勝たせてください」と熱く訴えました。

 小池候補は、「なんとしても大激戦、大接戦を勝ち抜かせてください。負けるわけにはいきません」とこん身の訴え。「今朝配られた選挙公報でも、首都・東京の主要候補者のなかで消費税増税ノーを訴えているのは私一人。消費税10%は許せないという声は小池あきらに託してください」と支持を訴えました。そして、「東京の五つの議席のなかで福祉を守り、憲法を守り抜く小池あきらの議席を何がなんでも勝ちとらせてください」とよびかけ、「いいぞ」の声、歓声と大きな拍手を受けました。