2010年7月9日付「しんぶん赤旗」に掲載

共産党版の“成長戦略”

埼玉 志位委員長訴えに共感

比例 大門候補 

埼玉 伊藤候補


 日本共産党の志位和夫委員長は8日、さいたま市の大宮駅前に駆けつけ、大激戦の参院選へ最後の最後まで支持を広げぬき、比例代表で5議席以上を勝ち取らせていただきたいと全力で訴えました。

 「おれはキリスト教信者だけど、今回は貧しい人を助ける共産党にしようと思う。志位さんの話を聞いてみたい」と語る男性(51)など大勢の人が足を止め、宣伝カーを囲む道路と陸橋は鈴なりの聴衆で埋まりました。

 志位氏は、庶民には消費税増税、大企業には法人税減税という菅直人首相の政策は、国民を貧しくして経済成長を止めてしまった自民党流の大企業応援政治の焼き直しだと批判。「大企業応援から国民の暮らし応援に経済政策を切り替えることが必要です」として、「日本共産党版の暮らし応援の経済成長戦略」を力説しました。

 軍事費やゆきすぎた大企業・大資産家減税にメスを入れるとともに、大企業の過剰な内部留保を雇用と中小企業に還元させれば、経済が内需主導の発展の軌道に乗り、税収も生まれると強調。「財源の問題でも経済成長の問題でも、共産党はしっかりした政策をもっていますから、安心して増税ノーの声を託してください」と呼びかけると、割れるような拍手が起こりました。

 大門みきし比例候補は「みなさんの対話と宣伝が消費税増税反対の世論を広げている。共産党の前進で増税をストップしましょう」。伊藤岳選挙区候補は「消費税増税を許さずにがんばりぬける選挙区候補は私ただ一人です」と訴えました。

 さいたま市の金属加工業、藤原久志さん(65)は「大企業向けの政治ばかりでなく、零細業者が安心して仕事を営めるようにしてほしい。志位さんの言うように私たちに光の当たる対策をとれば、お金が回り、全身に血がめぐるように自然と経済がよくなります。共産党に伸びてもらいたい」と話しました。