2010年7月2日付「しんぶん赤旗」に掲載

「働く人の立場の党」

埼玉 志位委員長、大門、伊藤参院候補訴えに


 参院選の投票日まで10日となった1日、日本共産党の志位和夫委員長は埼玉県川口市、越谷市で大門みきし比例候補、伊藤岳選挙区候補の応援に立ちました。

 JR川口駅東口で仕事途中に通りかかった30代の会社員の男性は投票先を考え中で「財政が大変なら消費税増税も仕方ない。単純に『増税ストップ』といえないのでは」といいます。しかし消費税を10%に上げてもそのほとんどは財界が要求する法人税引き下げの減収で消えるという話に「それでは消費税を上げても何もならないですね。知らなかった」と驚き、大企業の内部留保を雇用や中小企業に還元する党の成長戦略の説明に「いろいろ話を聞いたので考えてみます」と公約を受け取りました。

 通りかかって聞いた鳩ケ谷市の内田眞司さん(25)は「消費税はぜいたく品ならともかく、生活必需品にかけられるのは困る。アルバイトで一生懸命働いても賃金が低く嫌になる。働いた人が報われるようにしてほしい」と政治への期待を語ります。

 志位さんの話を聞くのは2回目という看護師の女性(47)は「政治は大企業ばかりでなく、働く人のことを考えてほしい。自民党政権が代わって政治に関心を持たなくてはいけないと思ってみてみると、共産党が一番労働者の立場にたった党だと思う」と感想をのべました。

 「消費税増税反対」の手づくりうちわやピンクのスカーフが振られた南越谷駅前。

 春日部市から来た元助産師の石田澄江さん(73)は「志位さんが訪米して基地撤去を訴えた話はうれしくて涙が出てきました。一日も早く日本から米軍がいなくなり、アメリカと友好条約を結ぶようになるため引き続き頑張ってほしい」と話しました。