2011年2月3日付「しんぶん赤旗」首都圏版に掲載

広い団結 国民の中に

志位委員長が傍聴者と懇談


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(写真)傍聴者と懇談する志位氏=2日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は2日、衆院予算委員会の質問終了後、傍聴にきた人たち約70人と国会内で懇談しました。

 志位氏は「今日は『空』、『食』、『いのち』のそれぞれの安全の問題で、たたかいに連帯する気持ちで論戦にのぞんだ」とあいさつ。「日航のリストラ問題については政府には安全を真剣に吟味し検討した形跡がなかったが、いくつか足がかりとなる答弁もえた。高すぎる国民健康保険料などでも前向きな答弁も出た。これを今後のたたかいの足場にしていきたい」と述べました。

 「相手側はつねに分断攻撃を持ち込んでくるが、これをいかに打ち破り広い団結を国民のなかにつくることがどの問題でも勝利への道筋を開くことになる」と強調しました。

 東京都府中市から傍聴にきた男性(68)は、「志位さんの質問は体の活力になる。国保税の問題は最後のたった12分で菅首相に取り立てのひどさを認めさせたのはすごいと思う。国保財政への国庫負担を増やすためこれからも一緒に訴えていきたい」と話しました。

 川崎市から参加した会森勝太郎さんは、大学2年の孫が航空操縦学を専攻していて将来の夢はパイロットだといいます。「孫は『しんぶん赤旗』に日航の記事が出るたびに読んでいる。安全を大前提にして再建してほしいと言っていました。川崎市は国保が高く苦労しているが今日の志位さんの質問は勇気がわきました」と語りました。

 懇談には穀田恵二衆院議員と山下芳生、田村智子両参院議員も参加しました。