2011年4月7日(木)「しんぶん赤旗」

「共産党なら世の中変わる」

千葉県 志位委員長の演説に聴衆


 「他の党は原発問題を語らないけど共産党の話には納得です」(男子学生)――。日本共産党の志位和夫委員長が6日、船橋、市川、松戸、千葉の各市の街頭から訴えると、足を止めた人たちにも共感の輪がぐんと広がりました。

 志位氏は、被災地支援・復興を呼びかけ、原子力・エネルギー政策の転換、福祉・防災の願いを日本共産党に託してほしいと力説。液状化現象が起きた浦安市にボランティアに通う麗澤大学の男子学生(21)は、「共産党のエネルギー政策は革新的ですね。原発事故を受けて日本がどうするか世界から見られていると思う。日本を誇れる国にする政党を選びたい」と語りました。

 千葉県では「オール与党」県政のもとで財政力は全国5位なのに、1人当たり福祉費(民生費)、児童福祉費も47位。税金は巨大開発に注がれてきました。アクアラインなど巨大開発が軒並み失敗してきたのに、今後も北千葉道路などの巨大道路に4100億円、つくばエクスプレスの沿線開発に2000億円をつぎ込もうとしています。千葉市も千葉駅西口開発や蘇我の周辺開発など大型開発に463億円をつかおうとしています。

 志位氏が「巨大開発ばかりで福祉・暮らしに予算を回さない逆立ちした自治体のあり方を、まともな自治体に直そう」と「福祉・防災第一の街づくり」をすすめる宝の党議席の値打ちを訴えると大きな拍手が起こりました。

 また、津波により千葉県旭市の飯岡漁港でも4億円を超える被害が出たことにふれた志位氏が、船の来ない巨大な港づくりに巨額の税金を投じるより、壊された漁港こそなおすべきだと話すと大きな拍手が起こりました。