2011年4月10日付「しんぶん赤旗」に掲載

小池さんで都政大転換を

支持広げに広げ

志位氏応援


 日本共産党の志位和夫委員長は9日、小池あきら東京都知事候補の応援に駆け付けて東京・上野駅前と新宿駅前でマイクを握り、「小池さんを都知事に押し上げて命を守る都政に大転換を」と心からの訴えを行いました。買い物途中の若者たちも聞き入り、「自然エネルギーを本気で進めてほしい」(26歳・男性)と期待を寄せました。

 志位氏は、(1)災害から命を守る都政への転換(2)原発政策の転換(3)福祉最優先の都政への転換―の三つの転換の願いを託せるのは小池候補だけだと力説。原発頼みから自然エネルギー中心への転換を掲げる小池候補を勝利させ、「世界にビッグニュースを発信しましょう」と呼びかけました。

 三つの環状道路(圏央道・外環道・中央環状道)に2兆9千億円もつぎ込む石原都政の計画を批判し、「福祉と防災にこそ税金を使う都政にきりかえを」と訴えました。

 国会議員として小池氏と共に活動した経験を振り返り、「医療、福祉、介護に熱い情熱を注いできた小池さんを都知事に押し上げ、命を守る都政への転換をぜひやりましょう」と力を込めました。

 小池候補は「原発を推進してきた政治を東京から変えていこう。世界が注目する都知事選で、私を勝たせてください。それが日本が原発依存の政治から抜け出したという明確なメッセージになる」と強調。「いまこそ力を合わせて『チェンジ石原』を。いのちを守る福祉・防災都市東京をつくるために、支持を広げに広げてほしい」と力を込めて呼びかけました。

 通りがかりで足を止めた板橋区の男性(50)は「石原氏らの選挙活動の自粛で知事選が盛り上がらなかったのは残念。小池さんがちゃんと訴えているのは判断材料になっていい。弱い人がいま切り捨てられている感じだから、共産党の頑張りどきじゃないか」と語りました。