2011年5月25日(水)「しんぶん赤旗」

第4回「綱領教室」開く

志位委員長 日本社会の特質を講義


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(写真)連続教室で講義する志位和夫委員長=24日、党本部

 「綱領・古典の連続教室」の「綱領教室」第4回が24日、志位和夫委員長を講師に党本部と全国を結んでおこなわれました。

 10日の「古典教室」につづいての3カ月ぶりの再開です。

 今回は、日本共産党綱領第2章の「現在の日本社会の特質」の2回目です。

 志位氏は、戦後つくられた「異常な対米従属」という特質について、日米安保条約とともに「核密約」「米軍の基地権」「裁判権放棄」「指揮権」などの密約――「闇の条約」の構造があることを、米国政府の解禁文書も使って明らかにしました。経済的な従属の一つとして、アメリカの原子力戦略によって日本が原発を導入することになった経緯を説明しました。安保条約第10条(条約廃棄についての規定)が、岸首相(当時)が国民のたたかいを恐れて提案したものであることが初めて明らかにされました。