2012年7月27日(金)

原発事故、特別委で原因究明を

志位委員長が表明


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(写真)記者会見する志位和夫委員長=26日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は26日の記者会見で、福島原発事故に関する国会、政府、民間などの事故調査報告書が出そろったことを受け、「国会に特別委員会をつくり、国会としてただちに真相究明を行うべきだ」と表明しました。

 志位氏は「大きくいえば『安全神話』によって引き起こされた人災だというのが共通している認識であり、真相究明の第一歩が始まった。国会として事故原因の徹底究明を行う必要がある」と強調。それぞれの報告書には限界もあるものの、地震による原子力プラント損傷の可能性や規制する側とされる側の逆転の問題など、重要な知見が多く含まれていると指摘しました。

 その上で、「国会に特別委員会を設置し、事実の検証や参考人の招致、資料の公開、立ち入り調査など徹底した真相究明を行うべきだ。事故原因の究明なしに一歩も進めないのだから、ただちにとりかかるべきだ」と主張しました。