2012年7月2日(月)

茨城で志位委員長 県医師会会長・JA専務理事と懇談

TPP阻止へ力合わせ


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(写真)懇談する志位和夫委員長(左手前から2人目)と茨城県医師会の齋藤浩会長(右)、JA茨城県中央会の秋山豊専務理事(その左)=1日、茨城県つくば市

 日本共産党の志位和夫委員長は1日、茨城県つくば市で行われた党演説会に先立ち、県医師会の齋藤浩会長、JA茨城県中央会の秋山豊専務理事と懇談しました。3氏は米国への市場開放で農業や医療に大きな打撃を与える環太平洋連携協定(TPP)参加阻止に向けて力を合わせていこうと語り合いました。

 齋藤氏は「TPP参加はアメリカ政府を後ろであやつる米財界の圧力があるのではないか」と述べると、志位氏は「アメリカの多国籍企業の要求を全面的に入れて、国民の安全を切り捨てるものです」とこたえました。

 秋山氏は「養蚕農家ですが、かつて市場開放でまゆの価格が半分に下がり、毎年農家が減っています。関税を下げることの恐ろしさを感じています」と話しました。

 志位氏は「価格保障と所得補償を組み合わせて、再生産ができる農家の収入を確保することが重要です。大きな共同を広げていきましょう」と応じました。

 秋山氏が「アメリカのやり方が露骨に出てきている」と述べると、志位氏は「日米安保条約の是非まで考えなければいけない」と指摘。大飯原発再稼働反対の官邸前のデモなど、いろいろな運動が共同すれば政治を変えるだけの流れができてきていると語りました。

 齋藤氏は「基地問題も原発問題も同じ土俵のなかで動いている問題だ」と指摘。志位氏は「世界で軍事同盟はいくつも残っていません。日米安保条約のもとでアメリカ言いなりになっている体制を変える必要があります」と述べました。

 懇談には、塩川鉄也衆院議員、梅村早江子衆院北関東比例予定候補、田谷武夫県委員長、大内久美子県議が同席しました。