2012年8月16日付「しんぶん赤旗」

願う 終戦67年

補償

空襲被害者援護法の制定早く

結成2周年の集い

写真

(写真)襲被害訴訟の勝利、空襲被害者援護法早期制定を求めて開かれた全国空襲被害者連絡協議会結成2周年のつどい=15日、東京都台東区


 東京・大阪・沖縄での空襲被害訴訟の勝利、空襲被害者援護法の早期制定を求めて15日、東京都台東区内で、「全国空襲被害者連絡協議会(全国空襲連)結成2周年のつどい」が開かれました。空襲被害者や運動の支援者、国会議員など250人が参加しました。

 全国空襲連共同代表の中山武敏弁護士が特別報告しました。国がすすめた政策の犠牲となって民間人の生命や日常生活が奪われ、原因追及も責任の所在もあいまいで正確な情報が公表されない点で、原発事故と東京大空襲の問題が同じであることを指摘。空襲被害者援護法の要綱骨子ができあがり各党で法案提出手続きがすすめられていることにふれ、「私たちのたたかいは多くの人の期待と支持を得ている」と同援護法早期実現への決意をのべました。

 作家の早乙女勝元さん、毎年10月に戦後補償と平和を求める浅草ウオークにとりくんできた和ピースリングの中野由香さんなど、各団体の代表、個人が発言しました。

 ルポライターの鎌田慧さんが、東日本大震災と福島第1原発が問うものと題して記念講演。日本共産党の志位和夫委員長、市田忠義書記局長がメッセージをおくりました。