2012年9月11日(火)

オスプレイ配備反対 沖縄県民大会

沖縄の歴史がまた一歩動いた

志位委員長が会見


 日本共産党の志位和夫委員長は9日、沖縄県宜野湾市で開かれたオスプレイ配備に反対する沖縄県民大会の会場で記者会見し、次のように語りました。

  ―県民大会の雰囲気をどう感じていますか。

 沖縄の歴史がまた一歩大きく動いた日になったというのが実感です。2年前(の県民大会)は黄色がシンボルカラーでしたが、今回は赤色です。オスプレイ配備に「レッドカード」というのが超党派で島ぐるみの意思になった大会だと思います。「日米両政府はこの島ぐるみの声を聞け」と強く言いたい。

  ―普天間基地に配備予定の(オスプレイの)同型機が米国で不時着するトラブルがありましたが、どう見ますか。

 結局、モロッコ、フロリダ(の事故)に続いて、「構造的欠陥機」であることは、どんな言いつくろいをしても事実が示しているということです。県民のみなさんの誰の目にも、そのことはいよいよ明りょうになってきたと思います。

  ―大会を受けて、国政でどのように訴えていこうと考えていますか。

 沖縄の全域にわたって、大変な被害と危険をもたらすのと同時に、日本列島全域の七つの低空飛行訓練ルートで訓練を行う計画が明らかになるもとで、日本国民全体の問題になってきています。最近の世論調査でも(国民の)70%が反対の声を上げています。沖縄のたたかいに連帯して、本土のたたかいをどれだけ起こすかが問われていると思います。このたたかいを、文字通り日本国民全体のたたかいに発展させ、オスプレイ配備の撤回と、普天間基地を無条件に撤去するということを強く求めたい。