2012年9月1日(土)

官邸前行動 志位委員長の訴え


 日本共産党の志位和夫委員長が31日の官邸前抗議行動に参加して訴えたのは以下の通りです。


 みなさんこんばんは。日本共産党の志位和夫です。(拍手)

 毎週、私も一緒に参加しておりますが、この1週間ということでは二つの大事なことが起こったと思います。

国民の過半数は“原発ゼロ”

 一つは、政府のエネルギー政策についての「国民的議論に関する検証会合」が「総括(原案)」を発表しまして、そのなかで、“国民の過半数は原発ゼロを望んでいる”、このことを政府が認めざるを得なくなりました。(拍手)

 寄せられたパブリックコメント(意見公募)の中でも、8割が再稼働に反対し、原発の即時ゼロを求めている。このことが明らかになりました。(拍手)

 みなさん。民意はもう明瞭ではないですか?(いっせいに「そうだ」の声、拍手)

 ところがこういう結果が示されているのに、野田首相はNHKの「クローズアップ現代」に出て、「さまざまな意見を聞いていく」と言うんです。おかしいじゃないですか。さまざまな意見を聞いた結果がこういう結果になっているんですから、逃げないで、「原発ゼロの日本」の政治決断をただちに行え(「そうだ」の声)。一緒に言っていこうじゃありませんか。(大きな拍手)

原発なしでも電力は足りていた

 もう一つ大事なことがあります。関西電力が、この夏の電力需給の結果について発表しました。これを見ますと、原発二つを動かさなくても、電力が足りていた。このことを認めました。(拍手)

 みなさん。野田首相があの再稼働をやるときに“もしも、これを動かさなかったら電力不足に陥って、たくさんの人が生命の危険にさらされる”と言って脅しつけて再稼働やったでしょ。あれが真っ赤なうそだったということがはっきりしたじゃありませんか。(いっせいに「そうだ」の声、拍手)

 今からでも再稼働は中止せよ。再稼働反対! がんばりましょう。がんばります。(大きな拍手)