2013年2月22日(金)

「賃上げでデフレ打開」大きな流れに

志位氏表明


 日本共産党の志位和夫委員長は21日の記者会見で、賃上げと安定雇用の拡大がデフレ不況打開のカギだという日本共産党の提起に対して、政府側からも共感を示す発言が相次いでいることについて聞かれ、「わが党の提起は、デフレ不況打開のために賃上げと安定雇用を増やすという一点で政治を実際に動かすことをめざしたものですが、だいぶん手ごたえが出てきたと感じています」と述べ、全力あげる決意を表明しました。

 志位氏は、大門実紀史参院議員が20日の質問で中小企業への大規模な支援とセットで最低賃金の大幅引き上げを求めたのに対しても、安倍晋三首相が「重要な指摘であり、研究しなければならない」と答えたことに言及。「経済政策の基本的立場は根本的に違いますが、デフレ打開のためには賃上げが必要という点については政府も否定できなくなっていることが大事です」と強調しました。

 志位氏は、同日には全労連と賃上げめざす協力共同について会談することにもふれ、「政労使に働きかけて、『賃上げでデフレ打開を』という筋を大きな流れにしていきたい」と語りました。