2013年6月14日(金)

自民党型の古い政治から「国民が主人公」の新しい政治を切り開こう

横浜市演説会 志位委員長が訴え


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(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く日本共産党演説会参加者=13日、横浜市・横浜文化体育館

 「日本共産党の躍進で、自民党型の古い政治から『国民が主人公』の新しい政治への道を開こう」。志位和夫委員長を迎えた党演説会が13日、横浜市の横浜文化体育館で開かれました。志位氏らの訴えに、会場を埋めた参加者から大きな拍手と歓声がわきました。

 志位氏は、「国民は『大企業がもうかればいずれ家計に回る』という安倍首相の言い訳のウソを見抜きつつある」と強調しました。

 その根拠として取り上げたのは、「アベノミクス」に関する「朝日」11日付の世論調査。同調査では、「景気回復の実感がない」との回答が78%に達し、アベノミクスが「賃金や雇用増に結びつくと思うか」との問いに、「そうは思わない」と答えた人が45%に達しました。(「結びつく」36%)

 志位氏は、「アベノミクスには国民の所得を増やす『矢』は一本もない。暮らしを壊す『毒矢』ばかりだ」と告発。首相が「成長戦略」で“企業が世界一活動しやすい国”をつくろうとしていると紹介し、「これは、“解雇自由の国”“ただ働き自由の国”“原発再稼働、TPP(環太平洋連携協定)推進”という『多国籍企業栄えて民滅ぶ』道だ。こんな道は願い下げだ」と力をこめました。

 また志位氏は、参院選の争点として「米軍『基地国家』・日本でいいのかも根本から問われる時期にきている」と訴えました。

 「首都圏に、横田、厚木、横須賀と、三つもの巨大な外国軍基地を抱えている国はほかにはない」と「基地国家」・日本の異常にふれた志位氏。「安保条約をなくして真の主権回復をかちとろう。日本共産党の躍進で自主・独立・平和の新しい日本を築こう」と訴えました。

 演説会では、小池晃副委員長・参院比例予定候補と浅賀由香同比例予定候補、はたの君枝参院神奈川選挙区予定候補と横浜市のしばた豊勝、横須賀市の岸まきこ両市長予定候補が決意を表明しました。

 小池氏は「消費税大増税と雇用破壊を狙う自民党政治には未来はない。暴走する政治に筋を通して立ち向かうのが日本共産党です」と述べ、比例候補5人全員の当選へ支援を呼びかけました。はたの氏は「安倍政権の憲法改悪の暴走にブレーキをかけるため、私を再び国会に送ってください」と訴えました。