志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2014年1月25日(土)

政権党のおごり示す

施政方針演説 志位委員長が会見


 日本共産党の志位和夫委員長は24日、国会内で記者会見し、安倍晋三首相の施政方針演説の感想について問われ、「国民の批判の声に真摯(しんし)に耳を傾ける姿勢がまったくない。政権党のおごりが示された演説だと思いました」と語りました。

 このなかで志位氏は、首相が演説でふれた消費税増税や原発再稼働、沖縄新基地建設、集団的自衛権、憲法改定をあげ、「美辞麗句のオブラートに包んで、国民にとって大変な毒が盛られている」と指摘しました。

 首相が沖縄の「万国津梁(しんりょう)の鐘」の銘文を引用したことにも言及し、「これは琉球王朝が、アジア諸国との交易で豊かになるとともに、“軍事でことをかまえない平和な国をつくる”という平和思想を盛ったものです。沖縄に新基地建設をごり押ししながら、『万国津梁の鐘』を引用するのは厚顔無恥だと思います」と厳しく批判しました。

 志位氏はまた、首相が「責任野党」とは政策協議をおこなうとのべたことについて見解を問われ、「自分たちに協力する野党と、真正面から対決する野党に色分けして、『政権批判の声には耳を貸さない』というものです。反対する党の声を聞かないということは、反対する国民の声を聞かないということです。民主主義否定の暴論です」と語りました。

 志位氏は「安倍政権の暴走と正面から『対決』し、あらゆる問題で国民の立場にたった『対案』を示し、国民『共同』で政治を動かす―対決・対案・共同を貫いて大いに奮闘したいと決意しています」と表明しました。