志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2014年5月24日(土)

日本共産党躍進で安倍政権の暴走ストップの審判を

いっせい地方選まで10カ月

志位委員長が全国遊説開始


 10カ月後に迫る来春のいっせい地方選での日本共産党の必勝を期して大阪市で23日、党府委員会主催の演説会が開かれました。この日が全国遊説のスタートとなった志位和夫委員長が「大阪から、安倍政権の暴走にストップの審判を、橋下『維新の会』の暴走に退場の審判を下そう」とよびかけ、暴走に正面から立ち向かう党の躍進を必ずと訴えました。


写真

(写真)志位和夫委員長の訴えを聞く人たち=23日、大阪・大阪市中央公会堂

 会場の中之島・中央公会堂は2階席、第2会場とも超満員となり、ずらりと並んだ府議選や政令市の大阪、堺両市議選の候補者らの姿や代表者の訴えに惜しみない激励の拍手と声援が送られました。演説会では、竹山修身堺市長、信貴芳則岸和田市長ら府内の首長5氏からメッセージが紹介され、日本の観光カリスマ百選に認定された天神橋筋の街商人(まちあきんど)、土居年樹さんがゲストスピーチを行いました。

 志位委員長は、「表面だけみると安倍政権の暴走に押されているのではとの見方があるかもしれません。しかし深いところからみると、暴走の一歩一歩が、国民との矛盾、世界との矛盾を広げ、安倍政権は墓穴を掘りつつあります」と強調。その姿を集団的自衛権、暮らし、原発の三つの問題から明らかにし、「対決」「対案」「共同」を掲げて奮闘する日本共産党のかけがえのない役割を示しました。

 この中で、消費税増税後にトヨタ自動車の「増税もまた楽しからずや」との広告を紹介すると会場からはどよめきが。「こんなことがいえるのも消費税を自分では1円も払っていないからです」、「『社会保障のため』『財政再建のため』といって消費税を増税しておいて、それを大企業減税に使う、これは国家的詐欺に等しいやり方です」と述べると「そうだ」の声が返りました。

 志位氏は、「日本共産党は、消費税に頼らない別の道を提唱しています。これがいよいよ大切になっています」と強調。富裕層と大企業に応分の負担を求める税制改革とともに大幅賃上げと安定した雇用を増やす経済改革を提唱しました。

 野党はどうなっているのか―。志位氏は、憲法9条改定の条件づくりとなる「改憲手続き法改定案」を自民、公明、民主、維新、みんな、結い、生活の7党が衆院で強行したことを告発。「安倍政権の『翼賛』政党に堕落した諸党に日本の未来は託せません」と力説しました。

 なかでも橋下・「維新の会」が集団的自衛権でも歴史問題でも安倍政権を右から引っ張る軍国主義復活の先兵となっていると強調。大阪での橋下・「維新の会」の暴走ストップの「一点共闘」をとりあげ、「大阪府民の勇気をもったたたかいが、相手をここまで追い込みました。いっせい地方選挙で、落ち目の維新に日本共産党の躍進で退場の審判を下しましょう」と呼びかけると会場に共感の声が響きました。