志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2015年4月12日付「しんぶん赤旗」に掲載

保守の人も「今度は共産党」


 「平和と暮らしのかかった選挙。最後までの奮闘で必ず躍進を」――いっせい地方選前半戦(10道県知事・5政令市長選、41道府県議選・17政令市議選)は大激戦・大接戦のまま12日、投票日を迎えました。選挙戦最終日の11日、日本共産党の志位和夫委員長は新潟県長岡市、千葉市花見川区で演説し、「大激戦・大接戦で、一票を争う激しいたたかいです。選挙は最後まで力を尽くした者が勝利をつかむことができます。どうか最後の最後まで、ご支援の輪を広げ、『宝の議席』を守り抜かせてください」とこん身の訴えを街頭に響かせました。山下芳生書記局長は東京でのテレビ出演後、大阪市内に入って演説。赤ちゃん連れの夫婦が手を振ったり、通行人が足を止めて聞き入りました。全国各地の日本共産党支部・後援会は、候補者を先頭に宣伝、電話での対話・支持拡大に全力をあげました。このなかで、「戦争立法」などの安倍暴走政治に対し保守の人たちからも「今度は共産党」との声が聞かれ、各地で「勝手連」ができるなど無党派の市民による党候補への応援も広がっています。

志位委員長訴え

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(写真)寺尾さとし県議候補(中央)とともに訴える志位和夫委員長。左端はもりた真弓市議候補=11日、千葉市花見川区

 志位委員長が、この日訴えたいずれの選挙区も、自民・公明・民主「オール与党」勢力と日本共産党が争い、横一線の大激戦・大接戦となっています。

 演説で志位氏は、安倍政権が推進する「海外で戦争する国」づくり、「世界で一番企業が活躍しやすい国」づくりを批判し、「共産党の躍進で安倍暴走政治ストップの審判を全国津々浦々からおこし、その声で首相官邸を大きく包囲するような結果を、明日は出しましょう」と呼びかけ、党議席のもつ「宝の値打ち」を最後の最後まで訴え抜きました。

 「『戦争立法』ストップの声は、党をつくって93年、反戦平和を貫いた日本共産党に」と呼びかけると、どこでも大きな拍手がわきおこりました。

 冷たい雨にみまわれた長岡市では、足を止めた女性や若者が、「戦争立法」ストップの訴えに熱い拍手を送る姿も。宣伝カーの向かいのアーケードは、演説が始まると人の列が一段と厚みを増しました。

 新潟県が自民・公明・民主の「オール与党」議会となっているもとで、志位氏があげた「宝の値打ち」は、「安倍暴走政治から県民の命と暮らしを守る確かな議席」になるということです。

 新潟の農業に大打撃を与える環太平洋連携協定(TPP)。それなのに自民・公明・民主の「オール与党」は、共産党が紹介議員となった、TPPからの撤退を政府に求める請願にそろって反対し、否決しています。

 「TPPは正念場です。5月上旬まで合意がなければ、TPP交渉は“漂流”するといわれています。みんなの力で追い込んでいます。共産党の勝利で、TPP撤退ときっぱりモノが言える県議会をつくっていきましょう」と訴えると、大きな拍手にわきました。

 新潟は柏崎刈羽原発も大問題。7割の県民が原発ゼロを求めています。そのもとで県議会では、再稼働させず廃炉を求める陳情に自民も公明も民主もそろって反対し、否決。自民党にいたっては昨年7月の県連大会で「再稼働推進」の決議まであげています。

 志位氏は県民の願いに背く「オール与党」の実態を一つひとつ指摘したうえで、「共産党県議は知事から『事故の検証がなければ再稼働の議論はしない』という前向きの答弁を引き出し、原発再稼働への一番の『ストッパー』となっています」と力説すると、「そうだ」の共感の声が。「共産党躍進で『原発ゼロ』の声を新潟から発信していきましょう」と訴えると、大きな拍手が鳴り響きました。