志位和夫 日本共産党

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2016年1月28日(木)

志位氏代表質問に反響
“貧困脱却政策は希望”
首相は生活に無関心


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(写真)志位和夫委員長の代表質問を傍聴する人たち=27日、衆院本会議

 日本共産党の志位和夫委員長は27日、衆院代表質問で、「貧困大国」からの脱却を政策目標にすえるよう安倍首相に迫りました。質問を聞いた人たちからは、貧困と格差の是正をはかるとして提案した志位委員長の経済政策の実現を求める声が寄せられています。

事実で発言

 全国生活と健康を守る会連合会藤谷(とうや)加津江事務局長 日本共産党の志位委員長は、数字や歴史的事実に基づいて発言をしていました。私たちの毎日の生活に引き付けて考えると、安倍首相の示した数字には、疑問が湧いてきます。
 消費税が8%になり何を買うにも高くなったと思うし、家計を圧迫していることは明白です。安倍首相は国保税・料の引き下げを言っていましたが、都道府県化がすすむ中では、引き上げる自治体が多いのが実態です。生活保護基準がどんどん引き下げられ、社会保障が崩されて、世の中が閉塞感に覆われています。
 安倍首相が、志位委員長が述べた経済再生の提案を受け入れてくれたら、私たちの生活は閉塞感から希望へ向かうことができるでしょう。

内実ひどい

 首都圏青年ユニオン 神部紅委員長 安倍首相は、アベノミクスの最大の成果は雇用だといいますが、内実はひどいもの。非正規労働者が4割にのぼっています。労働者の雇用状況や暮らしが深刻化しているのは明らかです。こうした状況下で、貧困と格差をただし、暮らしを最優先にする志位さんの提案は、大事なものだと受け止めました。
 消費税増税のうえ社会保障が削減される中、年金生活者も子育て世代も若者も、働かなければ生活が成り立たない。つまり、“賃金依存”の状態です。この中で、労働者はブラック企業、ブラックバイトでの働き方について「NO」の声を上げられない。企業も経営維持のために労働者に違法行為を押し付けることで、労働者に依存しています。
 志位さんの提案は、この現状を打開するものになるでしょう。

心に響いた

 札幌市に住むシングルマザーの女性(52) 子どもが小学校入学前に離婚し、がむしゃらに働きました。疲労が相当たまり、生活保護を利用するようになりました。まわりのシングルマザーの中には、バイトを掛け持ちしながらがんばる人もいますが、体調を崩して働けなくなる人も多くいます。
 志位さんの質問に答えた安倍さんは、貧困についてはほとんど触れず、次の問題にさらっと移ってしまいました。生活に困窮する国民の生活には無関心なんだなと映りました。
 一方、消費税の10%増税を中止し、社会保障充実を訴えた志位さんの質問は、その通りだと心に響きました。
 安倍さんには、もっと庶民の生活実態をみてほしいと思います。