志位和夫 日本共産党

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談話・記者会見

2016年4月22日(金)

川内原発はすみやかに停止を

熊本地震 前例のない災害

志位委員長が記者会見


 日本共産党の志位和夫委員長は21日の記者会見で、熊本地震が続くなか稼働している九州電力川内原発について記者団から問われ、「私たちは原発の再稼働そのものに反対ですが、再稼働の是非についてはいろいろあっても、前例のない地震の起こり方、広がり方をみれば、川内原発は止めるべきです」と述べました。

 志位氏は、川内原発は不測の事態に備えて停止すべきとの立場は、16日に政府に対して申し入れた時から一貫して主張してきたと述べました。

 志位氏は、その理由として「今度の地震には、これまでにない特徴がいくつもある」と指摘。大きな地震の後に「本震」が起こったこと、余震が途切れなく続いていること、二つの活断層に連動して地震が発生したことなどをあげ、「活断層の南西部ではまだ(ひずみが)残っていると指摘されており、さらに震源域が広がる懸念もある。南西部の先には川内原発がある」と述べました。

 そのうえで志位氏は「原発では『想定外』ということは絶対に許されない」と力説。「いま起こっているのは、これまで経験したことのないタイプの地震なのだから、これをこれまでのタイプの地震にあてはめて『原発は大丈夫だろう』ということで動かすのはやめるべきです。少なくとも、政府は動かしていいかどうかの是非を真剣に検討すべきです」と表明しました。