志位和夫 日本共産党

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主な活動

2017年5月14日付「しんぶん赤旗」

北海道も築地から仕入れ

志位委員長の演説から


 日本共産党の志位和夫委員長は12日の東京・大田区内での党演説会で、築地市場の豊洲移転問題が、都民の一人ひとりに身近な問題であることを、自らの体験に触れながら提起しました。志位氏が豊洲移転問題に触れた冒頭部分を抜粋して紹介します。

 都議選の最大の争点は築地市場の豊洲新市場(東京ガス工場跡地)への移転問題です。

 築地市場は水産物取扱高世界一の市場です。日本の水産物の4分の1が築地を通っています。

 私が住んでいる千葉県内のお寿司(すし)屋さんのマスターに「どこで仕入れるのですか」と聞くと、「それは決まっていますよ。築地です」という答えが返ってきます。地元にも市場があるのですが、しかし、築地で仕入れている。

 先日、北海道に行った際、千歳空港のお寿司屋さんに行きました。

 マスターに「どこで仕入れていますか」と聞くと、「築地です」というのです。北海道のお寿司屋さんでも築地から仕入れています。

 そのくらい築地市場は、日本の水産物の流通の中心になっています。

 築地市場を守り、食の安全を守ることは、都民のみなさんにとって大事なだけではない。国民全体の食の安全を守ることになるということを、まず言いたいと思います。

 志位氏はこの後、豊洲移転を推進する自民・公明両党を批判。共産党が、豊洲移転を中止して、築地での再整備を主張する理由について、(1)有害な汚染土壌の上に生鮮市場をつくることは、政府・農水省の見解に立っても許されない(2)築地市場を支える労働者、仲卸業者、女将(おかみ)さんたちが反対している(3)築地の再整備は営業の面でも費用の面でも十分に可能―などの点から解明しました。