志位和夫 日本共産党

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党の会議での報告

2023年8月3日(木)

8月、全支部・全党員の運動に質的発展を

全国都道府県委員長会議 志位委員長が中間発言


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(写真)発言する志位和夫委員長=2日、党本部

 志位和夫委員長は討論の途中、中間発言を行い、都道府県委員長会議での常任幹部会の提起の中心点はどこにあるかを示しました。

 志位氏は、「8月の活動は質的に発展させなければなりません。『大運動』の質を全党員、全支部の運動にするということです」とのべました。

 第一に「全党員の運動にしていく」という提起について、何としても8中総決定の読了・徹底をやりぬくことを訴えました。「党の命運をかけた決定です。支配勢力による党の『心臓部』にたいする激しい攻撃に全面的に回答したのが8中総決定です。これを身につけるかどうかは、今の情勢のなかで、本当に党員のみなさんが元気に確信をもって明るい気持ちで立ち向かえるかどうかの土台になります。全党員徹底という点で大きな弱点があります」と指摘。

 「その土台をつくる要の一つが、党攻撃を前進の力に転化する政治的な核心部分をみんなのものにすること、もう一つが『日本共産党の百年』を新たな推進の力にすることです」とのべました。

 第二に「党勢拡大を全支部の運動にする」という提起についてです。これに成功するなら、7月の結果にてらしても党勢拡大の飛躍を起こせるとのべました。

 志位氏は、「『大運動』を全支部の運動にするうえで常任幹部会は大事な提起をした」として、「手紙」と「返事」の取り組みを8月に全支部の運動に発展させることの重要性を力説しました。

 「原点に戻り、支部の自発性、自覚に徹底的に依拠し、その力を信頼し引き出して、支部と一緒にこの事業をやりぬこうと、中央の反省もこめて7中総で『手紙』を出しました。8中総でも、その『手紙』と『返事』の取り組みの重要性を強調しました。ところがこの取り組みの追求が弱くなっています。このままでは中途半端なままで終わってしまう。この取り組みを徹底的にやりぬくことで全支部運動にしていくことを訴えたい」と語りました。

 こうした8月の活動の質的発展のためには、党機関の長の自己分析が必要だと指摘。福岡の前進は、福岡西部地区の地区委員長が支配勢力の攻撃が党の「心臓部」に切り込んでいるときにこれを党勢拡大ではね返すとズバリ8中総決定の中心を熱く語り、「130%の党」づくりへの気迫と胆力のある提起から始まりました。今回の常任幹部会の提起もこの地区委員長の姿勢に学んだものとのべ、率直な討論をよびかけました。