志位和夫 日本共産党

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党の会議での報告

2023年8月4日(金)

支配勢力とのたたかいの熱い焦点

―革命政党の気概 燃やしてやりぬこう

都道府県委員長会議 志位委員長閉会あいさつ


 志位和夫委員長は3日、全国都道府県委員長会議の閉会にあたりあいさつしました。

 志位氏は、「大運動」を全党員・全支部の運動にギアチェンジしていく問題について、「これは狭く党内だけの問題ではなく、支配勢力とのたたかいの熱い焦点の問題だということをとらえて、革命政党としての気概を燃やしてやりぬこう」と訴えました。

 反共攻撃が党内にも一定の影響を及ぼしている中で、今、大きな分かれ道に立っているとのべ、8月に8中総決定の全党員の読了、全支部の討議を掛け値なしにすすめる課題が支配勢力とのたたかいの焦点となっていると指摘しました。

 「反共攻撃による影響を放置するなら、党の政治的・思想的な解体につながっていく危険もあります。同時に、攻勢的に対応するならば党の前進の力に転化することができます」とのべ、攻撃をチャンスととらえて「攻めに攻める姿勢」でこの問題に対応することを強調しました。

 この点で、維新の会の馬場伸幸代表の「共産党は日本からいなくなったらいい政党」という暴言を批判した信濃毎日新聞の社説が「軍拡と防衛費増大に反対し、憲法の堅持や平和外交を訴え、福祉や医療、教育を重視する共産」と書き日本共産党に注目したことを紹介。「反共攻撃の中で共産党に光があたっているわけです。攻撃を前進に転化することはできます」とし、その土台を身につけるのが8中総決定の徹底だとのべました。

 党勢拡大を全支部の運動にする取り組みも、反共攻撃とのたたかいの熱い焦点になっていると指摘。「支配勢力の攻撃の内容は、いろいろありますが、結局のところ、『党員が減っている』『「しんぶん赤旗」読者が減っている』『青年を獲得できない』と、攻撃しているわけです。この攻撃に対する反撃は、党勢を増やすことによって、初めて打ち破ることができます。党勢拡大の前進という回答を突きつけようではありませんか」と訴えました。

 志位氏は、「大運動」を成功させるために会議では深い意思統一ができたとのべ、都道府県委員長の決意を全党のものにするまで指導を貫徹しようとよびかけました。