志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

演説・あいさつ

2023年9月14日(木)

衆院秘書協議会50周年 志位委員長あいさつ


 衆議院秘書協議会の設立50周年を記念する会が13日、都内で開かれ、各党代表が参加しあいさつしました。日本共産党の志位和夫委員長が行った祝意のあいさつは次の通り。


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(写真)衆院秘書協議会設立50周年を記念する会で祝意のあいさつをする志位和夫委員長=13日、東京都内

 衆議院秘書協50周年にあたり、心よりお祝いを申し上げます。

 秘書協は、発足以来、多くの成果を勝ち取ってこられましたが、その強みは、政治からの独立、自主性の堅持、全会一致の原則という、民主的なルールを貫いてきたことにあると思います。日本共産党は、こうした民主的なルールを大切にして、その発展のために引き続き力を尽くしてまいります。

 私たちは、議員と秘書の関係のあるべき姿は、議会政治を担う「対等のパートナー」として活動することにあると思います。それぞれの任務の違いはあっても、それは上下の関係でなく、対等の関係で力を合わせ、お互いがお互いを高め合うパートナーとして活動してこそ、国民からの負託を実践するうえで、それぞれの力を発揮することができるというのが、私たちの考えです。そういう立場で、私は、わが党の秘書のみなさんとも、他の党の秘書の方々とも向き合っていきたいと思います。

 私は、この点でとくに力を注ぐべき課題の一つに、国会を支えるすべての構成員のなかで、ハラスメントを一掃し、ジェンダー平等を実現するという課題があると考えています。ハラスメントにしても、議員と秘書という任務の違いによって、上下関係―権力的関係が生まれやすい、そこからさまざまな問題が起こってくることが多々あるのではないでしょうか。私は、そうした危険に対して、私たちが、つねに自覚的であること、自己改革を進めることが大切だと思っております。そういう立場で、わが党自身も努力し、国会全体としても努力することが大切ではないかと考えているところです。

 最後に、国会のあり方をめぐっては、政治的立場の違いはあっても、互いの立場を尊重し、また敬意を払い、事実と道理にもとづいた真摯(しんし)な論戦の場に国会をしていくうえで、与野党双方の努力が必要ではないかと感じています。

 わが国の議会制民主主義の発展、秘書協のますますの発展を心から願って、ごあいさつといたします。