志位和夫 日本共産党

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2023年10月21日(土)

即時停戦の外交努力を

イスラエル・ガザ紛争 暴力の連鎖止めろ

志位氏訴え


 日本共産党の志位和夫委員長は20日の党議員団総会で、イスラエル・ガザの紛争に対する党の立場を述べました。

 志位氏は、ハマスによる無差別攻撃と民間人の連行は明白な国際法違反だとして「わが党はこれを強く非難するとともに、人質の即時無条件解放を求める」と訴え。同時に、イスラエルによる大規模な空爆、完全封鎖、住民の移動の強制、おびただしい犠牲をもたらす大規模侵攻の宣言は、どれも国際法を乱暴に蹂躙(じゅうりん)するものだと指摘し、「イスラエルに対して、ガザに人道的危機をもたらしているすべての行動を中止し、大規模侵攻を中止することを強く求める」と述べました。

 志位氏は、「双方に対して、暴力の連鎖を止め、即時停戦するよう強く求める。人道支援を阻むあらゆる障害を取り除くことは急務だ。国際社会はそのためのあらゆる努力を傾けるべきだ」と訴えました。

 その上で、日本政府に対し、(1)ハマスに対する非難だけでなく、イスラエルによる国際法違反の行動を厳しく批判し、その中止を求めること(2)イスラエル、パレスチナ双方との関係を最大限に生かし、停戦に向けた交渉を促すこと―の2点を求めました。

 志位氏は、今日の事態の歴史的な根底には、イスラエルがこの間、住民の強制排除を行いながら国際法違反の入植、封鎖、空爆、侵攻を繰り返してきたという問題があると指摘。暴力と紛争の連鎖は、イスラエルの占領地からの撤退、パレスチナ国家の実現、イスラエルとの平和共存につながる交渉を通じてのみ終わらせることができるとして、関係各国と国際機関があらゆる外交努力を行うことを呼びかけました。