志位和夫 日本共産党

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党の会議での報告

2023年11月16日(木)

日本共産党第10回中央委員会総会

志位委員長の閉会あいさつ


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(写真)閉会あいさつをする志位和夫委員長=14日、党本部

 閉会にあたって、一言、あいさつをいたします。

 たいへん立派な、また科学的な大会決議案がつくられました。

 この大会決議案のなかでも、「多数者革命と日本共産党の役割」、すなわち革命の事業に多数者を結集していく、そこにこそ日本共産党の役割がある、という提起に、大きな共感、確信が広がっております。

 私が、閉会にあたって述べたいのは、この提起をどう「大運動」の成功に生かすか、ということであります。

 討論のなかでも、この提起を受けて、「強く大きな党づくりの意義が深くつかめた」という発言がありました。「『130%の党』づくりを本当にやりぬかねばならないとの決意が固まった」との発言もありました。

 さまざまな角度から、「多数者革命と日本共産党の役割」という提起を「大運動」の推進に生かしていきたいと思うのですが、私が、一つ、それに加えてみんなの合言葉にしたいことがあります。それは――「全支部・全党員を結集する党に成長してこそ、国民の多数者を結集していくことができる」

 このことを合言葉にしてがんばりたいと思うんです。

 私たちは国民の多数を結集して、社会変革を進めようという立場に立っています。1億2000万人の国民のなかで数千万人という人々を、この社会変革の事業に結集しようというのが私たちの志であります。この事業を推進する党が、全国の1万7000の支部、二十数万の党員が結集できなくて、どうしてその仕事ができるでしょうか。

 ですから、私は、「多数者革命と日本共産党の役割」という提起を、「大運動」に生かす第一歩として、全支部・全党員を結集する党になろう、そういう党に成長しよう、こういう立場でわが党の多数者革命論を、今のたたかいに生かすようにしようじゃないかということを、訴えたいと思います。

 現在、支部という点で、党員拡大に毎月足を踏み出している支部は2割弱、読者拡大では3割です。これを半分以上にすれば飛躍が起こるし、全支部にすれば目標達成の峰が見えてくる。

 さらにもう一つ、そのうえで本当に「130%の党」という目標をやり切ろうとすれば、全支部運動にとどまらず、全党員運動に発展させる必要がある。こういう討論もやられたと思うんですね。

 ですから、文字通り、ここにトコトン徹して、あと2カ月間がんばりぬこうじゃないかということを訴えたい。

 全支部運動、全党員運動にしていくうえで、大きな推進力になるのが大会決議案です。ぜひこの大会決議案を、まずは中央役員のみなさんが自分の言葉で熱く語ろうということを訴えたいと思います。昨日、田村智子副委員長が提案報告で熱く語った。これがひじょうに熱く受け止められています。中央役員のみんなで、大会決議案について、「ここが感動した」、「ここが素晴らしいと思った」、「ここが力になると思った」などなど、自分の言葉でどんどん語っていく。熱く語って、推進力にしていく。

 そして、もう一つ、大事なことがある。「第二の手紙」です。これを最後の1支部まで広げていくということを、トコトンやりぬくということをもう一つの推進力にしていきましょう。「第二の手紙」が大きな力をもつことは全国のとりくみで証明ずみですが、この運動は中途なわけです。この現状を思い切って前向きに打開していく必要がある。文字通り、すべての支部に届けて、具体化して、実践する。この活動をもう一つの推進力にしていくようにしたいと思います。

 こういう立場で、文字通りの全支部・全党員の結集をやりぬいて、「大運動」の目標を総達成して、大会を成功させようじゃないか。それが多数者革命への党の成長の第一歩だと、ということをみんなで合言葉にして、がんばろうじゃないかということを閉会にあたって述べまして、終わりにいたします。ともにがんばりましょう。