志位和夫 日本共産党

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主な活動

2023年11月24日(金)

強く大きな党をつくり、日本の夜明けを京都から

志位委員長と語る集いで多数入党


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(写真)志位和夫委員長の話を聞く「つどい」参加者=23日、京都市上京区

 日本共産党京都府委員会は23日、「志位和夫委員長と語るつどい」を京都市内で開催しました。志位氏が寄せられた疑問や思いに一つひとつ丁寧に回答し、世界情勢から日本共産党の魅力まで熱く語り尽くし、「強く大きな党をつくり、日本の夜明けを京都から」と訴えました。入党懇談会も取り組まれ、その場で10人以上が入党を決意。志位氏とともに入党を呼びかけた地元党員から「仲間が増えて感動した」との喜びが口々に語られました。

 穀田恵二国対委員長が開会のあいさつを行いました。

 冒頭、「イスラエル・ガザ紛争の解決のために何が必要か」と問われた志位氏は、22日にイスラエルとハマスが4日間の戦闘中断を合意したことに触れ、「一歩前進の変化であり、双方に合意の順守を求めたい。ただ、イスラエル側は、戦闘中断が終われば大規模攻撃をすると公言しています。『戦闘中断』にとどまらず『即時停戦』こそ必要です」と訴えました。

 その上で志位氏は、「どんな理由があってもジェノサイド(集団殺害)は許してはならない」と強調。難民キャンプや病院への攻撃は国際人道法違反だと厳しく批判し、「ガザでのジェノサイドを中止せよの声をみんなであげよう」と呼びかけました。さらに、日本共産党として「ガザ攻撃即時停止」「即時停戦のための交渉」を呼びかける声明を発表し、各国政府に要請していると紹介。各国との懇談の様子を詳しく語る中で、イスラエルの国際法違反を正面から批判しない日本政府の姿勢に対し、「情けない」「信頼を損なう」などの厳しい声が寄せられていると述べ、「世界との連帯で日本政府の姿勢を変えさせましょう」と力を込めました。

 ジェンダーギャップの問題を問われた志位委員長は、「ジェンダー不平等は、自然にできたものでも、人々の意識だけの問題でもありません」として、(1)戦前の日本を「美しい国」だったと考える時代逆行の勢力が、自民党の中枢にいる(2)財界・大企業が口ではジェンダー平等を言うが、行動では裏切り続けている―という“二つの政治的な根っこ”があると強調。選択的夫婦別姓が「日本の家制度を含む伝統的な家族像」を何が何でも変えたくない勢力によって阻まれてきたこと、男女の賃金格差が大企業になればなるほど拡大している問題などを指摘し、政治を変えるたたかいが必要だと訴えました。

 他方でこの間の世界と日本の動きに目を向けると、企業の男女賃金格差の公表や性暴力根絶に向けた刑法改正、同性婚やトランスジェンダーの権利をめぐる画期的な司法判断、ジェンダー平等世界一のアイスランドでの「女性のストライキ」の実施など、「驚くような変化」が起きていると紹介し、「まさに『女性の世界史的復権』ともいえる時代がやってきています」といきいきと語りました。

 会場からの質問を募ると、「大阪・関西万博は本当にできるのか。共産党はなぜ万博反対か」との問いが。志位氏は、何よりも問題なのは「カジノと一体の万博」だということだと指摘し、「万博を国策として夢洲に誘致できれば、カジノのためのインフラ整備を税金でできるという魂胆であり、邪道中の邪道です」と厳しく批判。さらに、パビリオン建設の遅れを取り戻そうと建設業界への残業規制の適用除外が検討されていること、会場建設費が当初見積もりの1・9倍である2350億円に膨れ上がったことなどをあげ、「何が『命輝く』か、どこが『身を切る改革』か。直ちにやめろの声をあげましょう」と訴えました。

京都市長選での福山予定候補勝利を

 「『日本の夜明けは京都から』という言葉をよく聞きますが、志位さんの京都への思いを聞かせてほしい」との質問に対し、志位氏は、「京都のみなさんのたたかいへの尊敬と強い憧れの気持ちは、小さい頃から持っていました」と回答。戦前には、山本宣治や国領五一郎、河上肇、岩田義道のような優れた先達を生み、戦後は、蜷川虎三府知事の素晴らしい民主府政をつくりだしたたたかいがあったと力説しました。「その力は今にも続いています。京都の戦前・戦後100年余の素晴らしいたたかいの歴史を生かして、『日本の夜明けは京都から』を実現しましょう」と熱く呼びかけ、目前に迫った京都市長選での福山和人さんの勝利、総選挙での日本共産党の躍進を訴えると、大きな拍手が湧き起こりました。

 最後に志位氏は、自身の入党のいきさつにも触れながら、「他の人を幸福にする、そのことが自分の幸福だと感じる人が集っている素晴らしい人間集団が日本共産党です。このことを誇りを持ってお伝えしたいと思います」と入党を熱く呼びかけました。

 入党懇談会では、志位氏の呼びかけに次々入党を決意する人がうまれました。入党した女性(75)は「戦前からぶれない党の歴史の歩み、志位さんの人柄にも触れられてよかった」と語りました。