志位和夫 日本共産党

力をあわせて一緒に政治を変えましょう

主な活動

2024年3月5日(火)

志位議長がインドネシア大使と会談

東アジアの平和構築で意見交換


写真

(写真)会談する志位議長(右)とヘリ駐日大使=4日、インドネシア大使館

 日本共産党の志位和夫議長は4日、東京都内のインドネシア大使館でヘリ・アフマディ駐日大使と会談しました。志位氏は、昨年12月のジャカルタ訪問の協力へのお礼を述べるとともに、訪問の成果について報告し、意見交換しました。

 この中で志位氏はジャカルタで、インドネシアのハッサン・ウィラユダ元外相、アダム・トゥギオ外相特別補佐官、またジャカルタにある東南アジア諸国連合(ASEAN)本部を訪問して高官と会談したことに触れ、ASEANの外交の英知について深く学ぶことができたと述べました。とりわけ、歴史的につちかわれた東南アジアの“良い対話の習慣”による問題の平和的解決、大国の関与を歓迎はするがいいなりにはならない自主独立と団結などの知恵について、強い印象を受けたと語りました。

 ヘリ大使は、ASEANは対話を優先する伝統があり友好を大事にしていること、またインドネシア外交は、対話を尊重するなかで国の大小や国内総生産(GDP)の大小にかかわらず、対等・相互尊重の外交政策をとっており、これは1955年のアジア・アフリカ会議(バンドン会議)以来のものだと述べました。

 志位氏は、東南アジアに根づいている“良い対話の習慣”をいかにして北東アジアに広げるかが課題だと述べ、日中関係、朝鮮問題、歴史問題などを外交的に解決する党の立場を紹介しました。両氏は、北東アジアの平和について多面的に意見交換しました。

 志位氏は、東アジアの平和構築のプロセスを前進させるには、長い時間が必要だと考えるが、それを進めるうえでは核兵器禁止条約の教訓も踏まえて、国民的・市民的運動が大切だと考えると述べ、そうした取り組みの第一歩として、4月17日に国会内で党主催の講演会を開催することを紹介しました。

 会談には、日本共産党から緒方靖夫副委員長、小林俊哉国際委員会事務局次長らが、インドネシア側からアリ・アンディカ・ワルダナ公使参事官らが同席しました。