志位和夫 日本共産党

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党の会議での報告

2024年4月7日(日)

第2回中央委員会総会

志位議長の開会あいさつ


 6日に開かれた第2回中央委員会総会での志位和夫議長の開会あいさつは次の通りです。


写真

(写真)開会のあいさつをする志位和夫議長=6日、党本部

 中央役員のみなさん、インターネット中継をご覧の全国のみなさん。おはようございます。連日のご奮闘に心からの敬意と感謝を申し上げます。

 ただいまから第2回中央委員会総会を開会いたします。

 3月19日、幹部会委員、静岡県委員長の山村糸子同志が病気で急逝されました。素晴らしい働きをされていたかけがえのない同志を突然失ったことは痛恨の極みであります。私は、昨日の幹部会で追悼の言葉をのべ、幹部会の総意としてその内容を確認いたしましたが、中央委員会総会としても心からの追悼をささげたいと思います。そして、山村同志の遺志を引き継いで奮闘する決意をみんなで固めあいたいと思います。

 私は、開会にあたって、2中総の議題を提案するとともに、この総会をどういう会議にするかについて発言したいと思います。

 2中総の議題は――(1)「党づくりの後退から前進への歴史的転換を」と題する「全党の支部・グループのみなさんへの手紙」案を提案・審議・決定すること、(2)その他――としたい。以上が提案であります。

 2中総の議題を、思い切って絞ったものとすることの理由について説明します。

 1月におこなわれた第29回党大会は、全党のみなさんの奮闘によって歴史的成功をおさめ、大会決定は党に新鮮な活力をあたえています。わが党が、内外情勢をどうとらえ、どう活動するかについての方針は、大会決定で全面的に明らかにされています。

 たとえば大会後、自民党の裏金事件が国政を揺るがす大事件に発展していますが、この情勢の進展も、大会決定の解明――「自民党政治の全体が末期的状況におちいり、あらゆる問題で自民党内の政権のたらいまわしでは解決できないところにまで、追い詰められている」――こうした大会決定の解明通りに、情勢が劇的に進展している表れととらえることができます。大会後の情勢の進展にてらしても、あらゆる点でその生命力がきわだっている大会決定の全面実践をすすめることが、いま何よりも重要であります。

 同時に、そうした歴史的決定を全党のものにする努力は、この間、強められてきましたが、なおそれは途上であります。大会決定の文書を届けた党員は68・4%、読了した党員は27・8%、討議・具体化をおこなった支部は79・0%となっています。全党の英知を結集してつくりあげた大会決定の徹底は、引き続き党活動の最優先課題として追求しなければなりません。

 常任幹部会、幹部会として、以上の諸点を考慮したときに、この2中総で、長い分量をもった決定文書を新たにつくることは必要でなく、また適切でもないと判断しました。2中総の決定文書としてすべての党員のみなさんに読んでいただくことにするのは、これから提案・審議・決定していく「全党の支部・グループのみなさんへの手紙」に絞ることにしたいと思います。

 新しい「手紙」によって、つよく大きな党をつくるための「双方向・循環型」の活動の新たな循環サイクルをつくりだし、中央と党機関、全国の支部・グループのみなさんが互いに学びあい、協力して、大会決定にもとづいて現に開始されている取り組みを加速させることが、現時点で中央委員会総会としておこなうべき最も合理的な方針提起だと考えます。

 以上が、2中総の議題を思い切って絞ったものにした理由であります。

 2中総の議題についてご異議はありませんか。(拍手)

 確認されました。

 中央役員のみなさんの奮闘によって、この総会が大きな成功をおさめることを心から願って開会のあいさつといたします。(拍手)